ここんとこずっとJUGEMの調子が悪く、特に画像のアップができない・・・そこで写真が取れなかったので載せるつもりのなかった、
小笠原伯爵邸でのご飯をテキストリポート。(それでも、UPに凄んごい時間がかかるんですけどぉ・・これは、ご飯のほうはいつになったらアップできるようになるんでしょう?)
それで小笠原伯爵邸は、前から、一度行きたいと思っていて、2度目のトライでやっと予約が取れました。
まずエントランス近づくとさっとドアを開けてくれ「ご予約のお名前は?」そして、中に入るとお迎えの黒服さんが5名ほど。敷居が高いんだぞというムード作りが満々。建物は確かに素敵。
スペイン様式ということで、中庭をコの字型に建っている。天井の高さもぐっと高くて良き時代の伯爵邸のイメージにぴったり。
席につくと「では、
お初めてということなので」と、ひとしきり小笠原伯爵邸のうんちくを披露していただいた。取り壊し予定だったのが、石原都知事の命令下で改装され、スペイン様式建築だったのでスペインからシェフを招いてスペイン料理レストランとなったそう。なるほど。
肝心の料理は、今、世界を席巻するスペイン料理界の至宝とか言われて話題になっている
エル・ブジを意識されたとかで、一皿にほんのちょっぴりづつがスペインのオラというブランドの大皿に盛られて12品出てくる。
最初の一皿(イメージ的には最初の一口)は、パンの上にトマトのペーストがのりさらに
イベリコハムが乗ったもので、すご〜く美味しい。そのあとの
甘エビとジャガイモのフリットもこれまた繊細なフワッと感が美味しい。
オマール海老とナスのアーモンドプディングにいたっては、んぅ〜美味しい。濃厚な海老のスープがプディングになっており、海老の甘味とアーモンドの風味も素敵な調和。
ところが、3品続いてとっても美味しかったので期待がふくらみ過ぎたのかもしれないけど、中盤のお魚料理
塩鱈のコンフィと
黒むつのグリーンソースの2品は、びみょう〜。なんとも味が薄い。素材の味を楽しんでということだろうか。確かに美味しいのかもしれないけど、もうちょっと塩をふって欲しかった。そのおかげに次に出てきた、お肉料理、
仔牛のエンパナーダがとても美味しくいただけた。パイの代わりに薄いトーストではさんで仕立てたもので、こってり感が青唐辛子のサッパリ具合といい感じ。締めくくりはデザート2品とお茶菓子にアーモンド3種が出てくるが、
いろいろチョコレートとバナナはこってり濃くて好みに分かれるところだろうけど、私はすごく好きだった。コース全体的に薄味でさっぱりなのに最後のデザートにパンチを持ってくるところは計算ということなのでしょうか。
ところでサービスのほうは、一品、一品供されるたびに、説明が長め。説明を聞くのが好きな私はいいけど、コレ嫌な人もいるだろうなぁ・・・私が嫌だったのは、給仕の方が、いつもすぐ後ろに控えているので、私たちの話声もきっと丸聞こえ!「コレ、塩が効いてない」とかの本音でしゃべれないじゃん。
やっぱり聞こえてたのね、と思ったのが、
塩鱈のコンフィが出たときのこと。
70度のオリーブ油の中でじっくりゆっくり火を通した料理だそうで、「器が熱くなっていますので気をつけてください」と言われた。そっと触れてみると確かに熱々のお皿・・・それで、いざ、
塩鱈を口に運ぶと、ん?冷た・・・ってほどじゃないけど、あれれれ?常温?器との温度のギャップに、つい二人で顔を見合わせて、「これ、冷たいよねぇ」とささやきあったら、後ろに控えていた給仕がすっ飛んできて、70度のオリーブ油で火を通したもので、器より冷たいのですと再度説明してくだすった。うーーむ。
もう一回行きたいかと言われると?だけど、一度は体験してよかったと思えるお店でした。
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